筋トレは筋肉痛にならないとダメなの?

「筋肉痛にならないとダメなんですか?意味なかったってことですか?」とご質問を受けましたので、今日はこのテーマで書いていきます。

〈筋肉痛がある=効いている〉ことは間違いないですが、〈筋肉痛がない=効いていない〉ということではありません。セルフトレーニングばかりされている方においては、フォームが不良であれば全く効いていないこともありますが、フォームを完璧であっても筋肉痛が起こらないこともあります。

理由を以下に述べます。

【筋肉の長さ】

筋肉痛は、筋肉の長さを〈伸ばしたポジションから縮める〉と、筋肉が起こりやすくなります。

例えば、デッドリフトでは、腰ではなく太もも裏側に筋肉痛が起こりやすいのも、筋肉が伸びたポジションから縮むためです。
お尻では、スクワットのほうが、うつぶせから足を上げるよりも筋肉を大きく伸ばせるために、筋肉痛が起こりやすくなります。

腹筋では、上体起こし腹筋よりも腹筋ローラーのほうが筋肉痛が起こりやすいです。

ゆえに、筋肉を大きく伸ばしにくい筋トレでは、きちんと鍛えることはできていても、筋肉痛が起こりにくくはなります。

【筋肉が起こりにくい部位】

筋肉痛が起こりやすい部位と起こりにくい部位があります。
これは先ほどの筋肉を大きく伸ばす筋トレ種目が関係してきます。
筋肉痛が起こりやすい部位としては、太もも、ヒップ、胸外側、二の腕が挙げられます。
逆に起こりにくい部位としては、背中、下っ腹、わき腹、肩横です。

【まとめ】

筋肉痛が起こらないからと言って効いていないということではなく、筋肉痛は筋トレ種目の筋肉の長さが強く関係してきます。

大切なのは、目的です。
例えば、ヒップ筋を大きく見せる、筋肉量を増やしたいのであれば、スクワットやデッドリフトなど筋肉を大きく伸ばして負荷を大きくかける種目がよく、しなやかな動きやアンチエイジングを目指す場合には、筋肉を縮めたポジションでおこなう筋トレ(うつ伏せでの足上げなど)も含むべきで、柔軟性を上げつつヒップ筋を鍛えることができます。

筋肉痛がある=目的とする筋肉に効いているのはもちろん、筋肉痛がなくても筋肉に効いているのです。(フォーム不良で効いていないのは省きます)

くびれ美人代表 畑紀寿

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