筋紡錘とストレッチ

本日はストレッチについてです。
カラダを柔らかく、すなわち柔軟性を上げる目的でストレッチする場合、反動を細まくつけていくことは不適切で、逆に硬くなってしまう場合すらあります。

筋肉の中には、筋肉の長さと張力を感知する〈筋紡錘〉という受容器があり、反動をつけるような速い動作をおこなうと、筋紡錘が「筋肉がギュッと速く伸びている!痛めないように縮めよう!」と反応するんですね。筋肉を守るための本能的活動とも言えます。

カラダを柔らかくするという目的ならば、基本的にはこの筋紡錘の活動を抑制して伸ばしていくことが必要です。

具体的には例えば、指をつま先のほうへ伸ばしていく体前屈であれば、太もも裏側の筋肉の伸びを感じたところでストップし、鼻で息を吸って、細く長く口で息を吐いて(2~3回に分けていく感覚でおこなうと効果的)いき、少しずつ可動域を上げていきましょう。反動をつけてはなかなか可動域が上がりません。

あと、「ストレッチは痛いところまで伸ばしてはダメ」と目にすることがありますが、少し伸びたくらいの感覚では、なかなか柔軟性が上がりにくく(特に男性では)、感覚的には「少し痛いくらい」で呼吸を止めずにおこなうと可動域が上がりやすくなります。

筋トレ前やスポーツ前では、〈動的ストレッチ〉がオススメとなりますので、この動的ストレッチについてはまたご紹介させていただきますね。

くびれ美人代表 畑紀寿

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