肩が痛い方へ

くびれ美人には、肩が痛くて、痛みをなんとかしたくてご来店くださるお客様もいらっしゃいます。

私もサッカーを現役でバリバリにおこなっていた頃は、痛みが足首に出たりすることもあり、痛みがあると気になって日常がネガティブになった記憶があります。

肩はスポーツをしていない方にも、痛みが出やすい部分なんです。【五十肩】という言葉があるように、加齢に伴う痛みのように思われますが、若い方にも肩の痛みが出ることもあります。

↑肩関節は、一般的には上腕と肩甲骨の受け皿との関節のことを主に指します。
上腕骨頭が、肩甲骨の受け皿にはまっているのですが、股関節とは異なり肩甲骨の受け皿は浅いんです。

5円玉や50円玉の上に上腕骨頭が乗っているようなイメージです。

重力の影響で、上腕骨頭は下方向へ抜けやすくなっているのですが、それを防ぐために靭帯や関節包などの軟部組織、筋肉(特にインナーマッスル)が存在しています。

そして、肩甲骨は上下、回旋の動きを複合的に用いて、上腕をコントロールしています。

↑肩甲骨は上腕だけでなく、このように鎖骨とも関節を形成していて、鎖骨と肩甲骨、そして上腕骨が肩の動きを主に作っているんです。

簡単に言えば、肩は股関節とは異なり、骨の適合が不安定なのに動きが大きいために、鎖骨、肩甲骨、上腕骨に付着する筋肉のバランスが崩れると、容易に痛めやすい部分ということです。

股関節脱臼よりも肩関節脱臼が多いのは、骨構造上不安定だからです。

この不安定性を、主に筋肉で安定化させることが肩の痛みに対しては重要になります。

腕を上げるなどの動作1つを見ても、肩甲骨と鎖骨が上腕骨と協調して動いているか、上腕骨と肩甲骨との関節の軸が崩れていないかが大切です。
よく見受けられるのは、立位姿勢で右側肩甲骨が下がり、上方回旋の動きが相対的に小さく、上腕骨が肩甲骨に対して前上方へ滑りやすくなっています。

肩甲骨と鎖骨のポジションと動き、上腕骨と肩甲骨の関節軸を正常に戻すことで、痛みが出にくいだけでなく、美しい背中と肩、引き締まった腕を作りやすくなります。

くびれ美人代表 畑紀寿

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