ケトジェニックダイエットのメリットとデメリット

「ケトジェニックダイエットはどうですか?」と昨日お客様からご質問いただいたので、今日はそのことについて書いていきますね。

ケトジェニックダイエットとは、簡単に言えば〈炭水化物を少なくし、反対に脂質を増やすことで、炭水化物の代わりに脂肪をエネルギー源として使わせる〉ダイエットのことです。

厚生労働省、農林水産省の食事バランスガイドでは、炭水化物60%、たんぱく質15%、脂質25%という比率を推奨していますが、このケトジェニックダイエットの場合、炭水化物を5~10%、たんぱく質15~25%、脂質を60~75%の割合でおこないます。

そんなケトジェニックダイエットのメリットとデメリットを簡単にまとめてみました。

【メリット】

ケトジェニックダイエットのメリットはいくつかありますが、このでは代表的なものを書いていきます。

脂肪を燃やす体質になる

日本人通常の炭水化物をメインとした食事では、糖質がエネルギー源の主体となりますが、ケトジェニックダイエットでは、そもそも摂取している炭水化物の量が少ないため、脂肪をエネルギー源とする〈脂質代謝モード〉となります。
体脂肪を燃やす体質になるということが、1番のメリットです。

白米やパンなどの吸収が速い炭水化物をたくさん摂取すると、血糖値が上がりやすくなり、血糖値を下げようとインスリンというホルモンが過剰に分泌します。
インスリンが過剰に分泌すると、血糖を体脂肪として溜めやすくなり、体脂肪の分解を妨げてしまうのです。先ほどの〈脂質代謝モード〉ではなくなり、糖質優位の代謝モードになることで、体脂肪が残ってしまっています。

この糖質優位のモードを〈脂質優位モード〉にできることが、ケトジェニックダイエットの最大のメリットと言えますね。

満腹感が得られやすい

カロリーを気にしなくても基本的にはよいので、カロリー制限ダイエットよりも食事による満腹感を得られやすいです。

【デメリット】

ケトジェニックダイエットにもデメリットは存在します。口臭、体臭が出てくるデメリットもあるとされていますが、今回は大きく2つのデメリットを紹介します。
筋肉をある程度大きくしたい私自身が、ケトジェニックダイエットをしない理由も合わせて書いていきます。

リバウンドする可能性

ケトジェニックダイエットで〈脂質代謝モード〉から、以前の糖質を多く含む食事に戻すと、糖質をうまく代謝しにくくなっており、リバウンドしてしまう可能性があります。
元に戻す場合には、一気に白米やパンなどを増やすのではなく、少しずつ増やしていきましょう。

筋肉が増えにくい

私的には、これが最大のデメリットです。これは私自身試したのですが、糖質を含んでトレーニングした方が筋肉量が上がりやすく、筋トレ時のパンプアップ具合も脂質代謝モードでは低くなります。
ケトジェニックダイエットをおこなう場合、筋肉量を増やし代謝自体を上げて体脂肪を減らしやすいカラダになるというよりも、短期的に〈脂肪を優先的にエネルギー源として使う〉体質になるという認識のほうがよいでしょう。
糖質好き、甘いものを食べても太りにくいカラダを作りたい場合は、私はオススメしません。(畑は週2~3回、アイスやケーキなどの甘いものを摂取していますが、筋肉量が比較的あるため太りません)

本日は、ケトジェニックダイエットのメリットとデメリットについて、簡単ではありますが、書いてみました。
参考になれたら、嬉しいです。

くびれ美人代表 畑紀寿

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