わき腹のくびれの左右差を腕から整える

わき腹のくびれの左右差を多くの方で見受けます。
これは片側に体脂肪がたくさんついているのではなく、肋骨(胸郭)の傾斜が非対称なために起こります。

【評価と改善】

まずはご自分のくびれ、肋骨の傾斜がどのようになっているのかを確認していきましょう。

セルフチェック①


↑この赤い部分の肋骨部分に指を入れてみてください。

↑指を入れて、このように指の入る角度を比較すると、左右どちらの肋骨が開いているのかを評価できます。(私のパーソナルトレーニング指導経験では左側の肋骨角度が床と水平に近くなり、外側に出ていることが多いです)
この女性も、左側の肋骨が外側に傾いていますね。

皆さんは、いかがでしょうか?

この理由としては、利き手や利き脚、日常生活、スポーツなどでのカラダの使い方によって少しずつ変化していくことが挙げられます。

この評価をした後、もう1つセルフチェックしていきます。

セルフチェック②

仰向けで簡単にできるセルフチェックです。

↑目をつぶり、何も考えず両手をこのように合わせていきましょう。

↑私は右手が長く見えますね。
どちらの指が天井に近くなっているかチェックしてください。
私のパーソナルトレーニング経験では、右側の肩甲骨が外側に開いているため、右手が長くなっているお客様が多いです。


↑先ほどの女性トレーナーも右手が天井に近づいています。
実際には手の長さは、幼少期に腕の骨折をしたなどがなければ変わらず、肩甲骨の位置の違いでこのように左右差が出てきます。

そして、この肩甲骨、腕の左右差と肋骨の変異は、筋肉のつながりで強く関連があるのです。

改善エクササイズ

では、実際にこれからご紹介する改善エクササイズをおこなって、もう一度セルフチェックで肋骨の変異、指の左右差を確かめてみましょう。

↑仰向けで、頭を少し床から浮かせて、このような反対側の足を90°に曲げてボールを脛の外側にセットしましょう。

↑脛に沿うようにボールをできるだけ遠くへ転がしながら、上体を引き上げていきます。
この時、ボールに触れた側の肩甲骨をグッーと外側に引き出すように意識して、遠くへボールを転がしてください。

この動作を15回繰り返します。

【最後に】

上記の改善エクササイズ後に、始めにご紹介したセルフチェックの2つをもう一度おこない、左右差を確認してみてください。

高い確率で、左右差が整ってきますよ。
カラダはつながっているんです。
わき腹のくびれは、体脂肪や筋肉の前にまずは骨格の歪みをなるだけ小さくすることが前提となります。
骨格の歪みを整えて、その後におなか周りのインナーマッスル、アウターマッスルの強化エクササイズを取り入れることで、美しいくびれ美人となれます。

では、また明日お会いしましょう。

くびれ美人代表 畑紀寿

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