人間のカラダは、日々の生活、スポーツ、そして遺伝的要素などで、使いやすい筋肉と使いにくい筋肉に分かれます。
単に体脂肪を落とすだけならば、消費エネルギーが高い筋トレや、代謝が上がりやすい大きな筋肉などを鍛えればよいのですが、「足痩せしたい」「ウエストを引き締めたい」などのボディメイクでは、〈筋肉の活動具合〉を考えて筋トレすることが必要となります。
↑例えば、ふくらはぎのシルエットの場合、左側の腓腹筋を活性化させて、逆に右側のひらめ筋の活動を抑制することで、ふくらはぎの下は細く、上側の筋肉の部分をキュッと引き上げて見せることができます。
ひらめ筋とは、腓腹筋の深層にある筋肉なのですが、ふくらはぎの筋トレでこのひらめ筋の活動が高くなると、ふくらはぎ下部も太くなりやすく、ふくらはぎが寸胴のシルエットになりやすいんです。
通常、ふくらはぎの筋トレといえば、〈普通に立っての踵上げ〉が有名ですが、これではひらめ筋も大きく活動してしまいます。
↑このようにカラダを後ろ側に傾斜させて、足首の角度をこのように反った角度で踵上げをおこなうと、ひらめ筋の活動が小さくなり、なおかつ腓腹筋の活動を高めることができます。
このように、ボディメイクでは、筋トレのやり方を変化させることが大切なのです。
くびれ美人代表 畑紀寿