今日は「プロテインは1日何回でも飲んでよいの?」ということについて書いていきます。
まず、〈プロテインとはたんぱく質〉のことです。たんぱく質はご存知の方も多いとは思いますが、筋肉だけでなく内臓や骨、爪や髪など色々な部分で必要になります。
たんぱく質摂取は体重の1.5倍が推奨されていますが、筋肉をつけたい場合には体重の2倍が必要(糖質制限をしている場合にはさらに多くのたんぱく質が必要)ですが、多くの方が足りていない栄養素がたんぱく質です。
ゆえに、たんぱく質をプロテインで補うということは理にかなってはいますが、同じたんぱく質でもプロテインと食事では少し意味合いが変わります。
その意味合いの違いは、〈体内への吸収スピード〉です。
筋トレ直後は、内臓や爪などほかの部分より筋肉にたんぱく質が優位に届きやすく、筋トレ後30分以内のペプチド化されているプロテインの摂取はゴールデンタイムと言えます。
食事によるたんぱく質摂取では、胃腸の消化による作業があるため、筋肉にすばやく取り込みにくいんです。
ただ、プロテインは吸収スピードが速い反面、肝臓(たんぱく質を貯蔵する)や腎臓(たんぱく質を分解した時にできる老廃物を尿のして排出する)に負担が増えます。
ゆえに、筋肉をつけることと健康とのバランスをとるために、プロテインは筋トレ直後のみ摂取し、ほかは食事からたんぱく質を摂取することが勧められます。
くびれ美人代表 畑紀寿