東京南青山の完全個室パーソナルトレーニングジム、パーソナルトレーナーの畑です。
【膝に不安がある方】では、メイントレーニング前に中間広筋のエクササイズを入れておくことをオススメします。
カラダの中には、アウターマッスルとインナーマッスルがあり、アウターマッスルは大きな力を出せる反面でデメリットとしては関節に不安定性が生じやすい特徴があります。
対して、インナーマッスルは、大きな力を出せないデメリットがありますが、関節を安定させ負担が小さい動きを誘導してくれます。
膝のお皿を跨ぐ筋肉として、大腿四頭筋という太もも前面の大きな筋肉があります。
この大腿四頭筋は文字通り、4つの筋肉から構成されているのですが、その中の1つの【中間広筋】というインナーマッスルが膝のお皿を安定させてくれる役割を果たしてくれるのです。
↑中間広筋が働くとこの写真のように、太ももの骨に乗っている膝のお皿は太ももに沿って、AとBが平行に動く軌跡を誘導するように作用します。太ももの骨と膝のお皿の関節面がしっかりとあるため、関節の圧力はそんなに大きくなりません。
↑しかし、中間広筋が働かずに表層の大腿直筋(これも大腿四頭筋の1つ)が強く作用すると、この写真のようにAに対してBが回転するような力が作用します。
このようになると、太ももの骨と膝のお皿の関節面は小さくなり、関節の圧力が高まって膝に負担がかかってきます。
スクワットやランジなどの下半身トレーニング時、体幹の安定化や股関節の機能は大切ではありますが、中間広筋の選択的エクササイズをおこなうことで、さらに膝に負担をかけずにメイントレーニングをおこなうことができます。
要約すると、膝に負担がある方では、中間広筋のエクササイズをおこなうことで、膝痛の予防&改善が期待できるということです。
ちなみに、この中間広筋‥太もも痩せにも効果的なんですよ!
太もも痩せについてはまた書いていきますね。
くびれ美人代表 畑紀寿