今日はトレーニーのメンタル具合によって、筋肉がつきやすいかつきにくいかを解説していきます。
皆さんは、「筋肉は、筋トレをしてたんぱく質とればつくよ」と思われていませんか?
実はそれだけではなくて、〈今のあなたのメンタルで筋肉の合成が促進されるか、分解優位になるのか〉ということも大きく関わってくるんです。
【筋肉の合成と分解と関わるホルモンとメンタル】
筋肉の合成と分解に関わるホルモンを理解して、そのホルモン分泌とメンタルとの関係を書いていきます。
幸せホルモンと筋肉の合成
人間って〈楽しい〉〈気持ちいい〉〈幸せ〉と感じると、【ドーパミン】【セロトニン】そして【オキシトシン】というホルモンが分泌します。これらは幸せホルモンとして有名ですが、この幸せホルモンたちは、筋肉の合成に関わる【テストステロン】【成長ホルモン】の分泌を高めるのです。
すなわち、筋トレの前、最中に楽しいと感じたり、幸福感がある人では、筋肉の合成が高まりやすいのです。
筋トレ時に音楽を聞いたり、仲の良い友達といることで、楽しいという感覚が得られる方もいます。
私の場合は、音楽を聞きながらよりも、筋トレをやって筋肉がパンプアップしていく感覚がたまらなく好きなので、音感を聞きません。音楽があると、そのリズムにのっちゃいそうになって逆に筋トレに集中できなくなっちゃうんですよね。
そして、基本的に〈好きなことをする〉そしてなんといっても〈嫌いなことはしない〉ということをかなり徹底的にやっているため、大体いつも気分がよくセルフトレーニングしています。
ストレスホルモンと筋肉の分解
そして…ストレスホルモンです。ここで言うストレスホルモンとはディストレスすなわち、悪い影響を及ぼすホルモンという意味です。(具体的にはストレスとは大きく分けて2つあり、ユーストレスとは人間に必要になるいいストレスで、ディストレスはカラダによくない影響を与えるストレスです。認知症の予防には、ユーストレスは必要です)
過剰なストレスがその人に溜まると、【コルチゾール】というホルモンが分泌します。
このコルチゾールは、筋肉に対しては分解優位に働きます。
筋トレを楽しくないのに、無理矢理やっているなどという精神状態では、この【コルチゾール】が分泌している可能性があります。
すなわち、筋トレをしていても筋肉がつくというよりは、失わなっている可能性すらあるのです。
そして、このコルチゾールが分泌すると、筋トレ時の筋へのオールアウト(自分自身の最大限の筋肉を使いきる能力)も低下し、筋肉の成長に関わる筋破壊を起こすことが難しくなります。
本日のブログは、あなたのメンタルの状態が、筋トレ効果を左右することを書いてみました。
ストレスをうまくコントロールする能力は、大切です。
そして、筋肉の合成を高められるように、〈楽しい〉〈気持ちいい〉〈幸せ〉という感覚を得られるよう意識してみてくださいね。
参考になれたら、嬉しいです。
YouTube【ドクターマッスルHATA】のチャンネルも見てくださいね。
くびれ美人代表 畑紀寿