お菓子など甘いものについ手が伸びませんか?
カラダの生体反応、砂糖の依存症などはよく言われていますが、今日はほかの側面からその理由を書いていきます。
パーソナルトレーニングでは、食事チェックも兼ねており、これまで多くの方の食事を報告してもらいました。
甘いものに手が伸びるのは、決してあなたのメンタルが弱いからではないのです。
GI値(グリセミックインデックス)とは、食後血糖値の上昇、糖質の吸収度合いを数値で表したもので、数値が高いほど血中への吸収が速くなります。
例えば、同じ糖質のカテゴリーでも、白米と玄米では同じ量でも玄米のほうがGI値が低く、体内への吸収が緩やかということになります。
そしてこのGI値は、上昇速度が高くなると、落ちる速度も急激に下がりやすくなります。
↑このように高GIの食品を摂取するのと、低GIの食品を摂取した後のグラフの傾きは一目瞭然ですが、〈高GIの食べ物を摂取した後に起こる急激な血糖値の下降が甘いものを欲する要因〉となります。
ホメオスタシス、人間は生存維持を本能的に持っていて、この血糖値の急激な下降が起こることで、「危ない!血糖値戻さないと!」と感じ、お菓子などの高GI、すなわちすぐさま血糖値を上げれるものを欲しくなるのです。
逆に低GIの玄米やオートミールなどを摂取していると、摂取した後の血糖値の下降も緩やかになるため、血糖値をすぐに上げようとか戻そうというサインが小さくなり、甘いものを欲しにくくなります。
食後すぐの甘いものがほしくなるのは、違った要因(食後は体温が上がり下げようと甘いものが欲しくなったりします)ですが、食間では、GI値が甘いものと関係があることが多いです。
くびれ美人代表 畑紀寿