本日はアウターユニット前斜系のエクササイズをご紹介します。
筋肉は歩いたりスポーツしたりなど、動作時において各々1つずつ動くというものはほぼなく、筋肉同士がつながり合って協調して働くことで動作が行われます。
筋肉同士のつながりは、人間のカラダにたくさんあるのですが、今日はその中の1つ〈アウターユニット前斜系〉というつながりを使ったエクササイズをご紹介します。
このエクササイズをおこなうことで、サッカーのキック、ゴルフのスイングなどのパフォーマンスアップにつながりやすくなりますよ。
↑アウターユニット前斜系とは、このようにわき腹と反対側の内ももの筋肉のつながりのことです。表層の内ももとわき腹は、恥骨から坐骨を介してつながり合い、斜め方向につながるために、アウターユニット前斜系と呼ばれています。
つまりエクササイズでは、対側のわき腹と内ももを同時に働かせるものが良いということですね。
今日はその1つをご紹介したいと思います。
↑まずは、このように肩の下に肘をついて片足をバランスボールまたは椅子やソファーの上に置きます。
この時、下側のわき腹と上側の内ももの筋肉が、均等に活動している感覚を得てください。この姿勢が開始姿勢です。均等に負荷がかからない場合、骨盤を上下に動かして、わき腹と内ももの筋肉に均等に負荷を感じられるポジションを探しましょう。
↑開始姿勢から、このように下側足を肩の方向に引き付けていきます。下側わき腹と上側内ももに、さらにグッと力が入ってくる感覚を得てください。
この動作を片側10往復おこないます。
左右差が大体あります。
ポイントは、わき腹と内ももに均等に負荷をかけることを意識することです。骨盤をかなり上げないと均等にかける意識ができない側があるかもしれませんし、逆に骨盤を床方向に下げたほうが分かりやすい場合もあります。
↑余裕があればこのように下側足を完全に床から浮かせると難易度が上がります。
しなやかなボディ、スポーツパフォーマンスアップに有効なこのアウターユニット前斜系エクササイズを取り入れてみてくださいね。
くびれ美人代表 畑紀寿