今日はスポーツ時に起こりやすい太もも裏側の肉離れについて書いていきます。
太もも裏側の筋肉はハムストリングスと呼び、主に3つの筋肉で構成されています。
↑外側に位置する大腿二頭数筋(細かく分けると2つあります)、内側の半腱様筋と半膜様筋を総称したものがハムストリングスです。
ハムストリングスの肉離れとは、この部分のことなのですが、なぜ起こるのかを上げていきたいと思います。要因が分かれば、改善策も出やすいですね。
⭕太もも裏側と太もも前側の筋バランス差
⭕太もも裏側とヒップの筋バランス差
⭕太もも裏側とふくらはぎの筋バランス差
⭕外側(大腿二頭筋)と内側(半腱、半膜様筋)の筋バランス差
⭕体幹力低下
⭕背骨の柔軟性低下
⭕動かし方(足の運びなどカラダの使い方)
⭕お肉中心の食事
上4つの筋バランス差とは、相対的な筋力だけでなく、相対的な柔軟性、出力タイミングが関わります。
他人と比較してではなく、自分自身の中での相対的なバランスが大切です。
例えば、ヒップに対して太もも裏側の筋肉が発達している場合、太もも裏側の筋肉がオーバーユース(使い過ぎ)で肉離れになりやすいため、ヒップ筋を使えるようなカラダの使い方だったり、太もも裏側を抑制しつつヒップ筋のトレーニングをおこなうことが対策になります。
さらに、食事も影響してきます。お肉などの動物性たんぱく質ばかりを摂取しているのも関わりますので、お魚や植物性たんぱく質である大豆製品を増やしてみましょう。
肉離れしやすい方の場合、太もも裏側の外側の大腿二頭筋と内側の半腱、半膜様筋が癒着しやすくなるため、この部分の癒着剥離しつつ、ストレッチすることが大切です。
くびれ美人代表 畑紀寿