股関節に違和感がある方に多いパターン

股関節痛、違和感や不快感がある方に多いパターンが、〈腸腰筋〉が使えていなくて、代わりに〈大腿直筋〉が活動し過ぎているパターンが見受けられています。


↑腸腰筋はこのように、背骨と骨盤から太もも付け根に付着する筋肉で、上半身と下半身をつなぐ唯一のインナーマッスルです。
この筋肉は内臓深部にあるため、どのくらい発達しているかを判断することが難しい筋肉です。(MRIを撮影すれば見れます)


↑大腿直筋はこのように、骨盤から太ももを介して膝下に付着する筋肉です。大腿四頭筋の中で1番長い筋肉となります。

腸腰筋と大腿直筋の両方とも、〈股関節屈曲〉作用という、太ももを胸側に引き上げる役割があります。両者の違いは、階段を1番飛ばしなど大きく引き上げる時には腸腰筋が、歩く時など足をそんなに高く引き上げる時でない場合は大腿直筋を使いやすくなります。

そのほか、骨盤を後傾して動く場合には大腿直筋が、骨盤前傾で動く場合には腸腰筋を使いやすくなります。

日本人は骨盤の形的に大腿直筋が活動しやすい人種、さらに腸腰筋を使う生活様式が少ないことがあり、腸腰筋に対して大腿直筋が過剰に発達しやすい人種です。

大腿直筋が過剰に発達すると、股関節を形成する大腿骨頭が骨盤の受け皿に対して、前上方向へズレやすくなり、股関節の適合が不良になり適合面には負担が増えやすくなるんです。

ゆえに、股関節痛や違和感がある方では、大腿直筋が使い過ぎていないか、腸腰筋が弱くなっていないかをチェックする必要があります。

くびれ美人代表 畑紀寿

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