肩を痛めやすい肩甲骨のポジション

本日は肩を痛めやすい肩甲骨のポジションについてです。
肩を痛めやすい人の肩甲骨のポジションの共通点として、〈肩甲骨の下方回旋位〉が、経験上1番多いです。


↑肩甲骨の下方回旋とは、このように肩甲骨の外側が下がり、下角と言われる下の部分が斜めに上がってしまう動きのことを指します。
この動きは、肩の三角筋、首から肩甲骨に付着する菱形筋、肩甲挙筋、背中の広背筋、さらに胸の大胸筋と深層の小胸筋が関わります。
これらの筋肉が優位に活動しやすくなったり、硬くなると肩甲骨が下方回旋してきます。


↑肩甲骨は、下方回旋だけでなく、様々な動きができ、複合的に動きますので、外転と下方回旋、前傾位のように3Dで表していくべきなのですが、その中で必ず入っているポジションが下方回旋です。

肩甲骨が下方回旋位にあると、肩甲骨と腕の関節である肩関節にストレスがかかるんです。通常は上腕骨頭と肩甲骨の屋根には約1cmスペースがあるのですが、下方回旋になるとこのスペースが狭くなり腱や軟部組織に負担がかかってきます。

要約すると、肩に不安のある方では、反対側と比較して肩甲骨が下方回旋していないかをチェックしてもらい、下方回旋していれば上方に回旋させる作用のもつ筋肉を適切な筋肉の長さで活動させる必要があります。


↑肩甲骨を上方回旋させる筋肉はこちらです。
こちらの筋肉のバランス評価、アプローチ方法はまた書いていきますね。

くびれ美人代表 畑紀寿

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