腹筋ローラーは、腹筋を強化するのに良いツールの1つです。
クランチやレッグレイズのような腹筋エクササイズは、中間位から腹筋を縮める動きに対して、腹筋ローラーは腹筋を伸ばしながら鍛えることができ、クランチなどとはまた異なった長さでの筋収縮となります。
腹筋をつけるためには、様々な筋収縮様式、長さでトレーニングしたほうがいいのですが、腹筋ローラーは筋肉を中間位より伸ばして働かせることができます。
↑上体起こし腹筋などとは違う形のトレーニングです。
ただ、「腰、痛めそう!」「ガンと床についてしまって首痛めそう!」との声が上がりそうですよね。
その通り、トレーニング初心者の方では、リスクが高くなります。
最低限プランク、腕立て伏せの姿勢で片手を30秒上げたままでキープできるくらいの体幹力がついてから、この腹筋ローラーをおこなってください。
腹筋ローラーは、上体起こしよりも腹横筋と呼ばれる深層の腹筋力、そしてその腹横筋がメインとなる腹圧がしっかりしていないと、重力と腹筋ローラーの転がりによる力に腰椎が負けてしまいます。
しかし、ベースとなる体幹力があれば、ケガのリスクは最小限となり、とても良い腹筋強化ツールになります。
くびれ美人代表 畑紀寿