加齢に伴い、股関節の機能が落ちてきます。股関節は骨盤から上の上半身が荷重としてかかり、膝と足首と協調して上半身との連結をおこなう上でとても重要です。
股関節が使えなくなって、膝や腰が痛くなったり、太ももの筋肉太りが起こったり、反り腰になって姿勢が不良になることが多いです。
そんな股関節の機能を出すために、股関節に直接アプローチする前に、足裏と体幹からの影響をうまく使うとよいです。
足裏にもインナーマッスルがあり、母指球と小指球、踵を結んだ三角形を小さくすぼめるイメージを持つと、このインナーマッスルが全体的にバランスよく活性化します。これをショートフットエクササイズと呼びます。
股関節と足首の関節を構成する骨である距骨は、下肢機能軸と呼ばれ、股関節の機能を高める上で大切になる部分なのですが、このショートフットエクササイズをおこなうことで、下肢機能軸が安定して股関節の機能が向上します。
体幹のインナーマッスル強化、特に腹部を構成するインナーマッスルを強化することで、両側の股関節の機能が高まります。片側の股関節は、腹部を構成する下部体幹を介して反対の股関節に力を伝達する役割があります。さらに、股関節の筋肉はほとんどが、体幹に付着しているため、骨盤と背骨が安定することで、股関節が動きやすくなるのです。
股関節のトレーニングする前に、この2つにアプローチすると股関節のトレーニングがさらに活きてきます。
南青山のパーソナルトレーニングジム くびれ美人代表 畑紀寿