おなか痩せのために、腹筋群、特に腹横筋と腹斜筋を鍛えていることは多いでしょう。腹筋群ばかりを鍛えて、ウエストダイエットできていれば、それでよいとは思いますが、意外に「腹筋鍛えているけど、おなかぽっこりなの!」ということはないでしょうか?
腹筋をメチャクチャやっているのに、ウエストサイズ全然落ちないというのであれば、それはシンプルに腹筋を鍛えればウエストサイズが落ちるというわけではないということです。
【ウエストの構造とダイエット】
おなか周りには、腹筋と背筋が深層、表層に多くありますが、ウエストダイエットに直接的に関わる筋肉として、〈インナーユニット〉というものがあります。こちらに関しては、後述しますね。
そして、ご存知の通り、おなか周りには、体脂肪がつきやすい部分です。
一番つきやすいと言っても過言ではないでしょう。
おなか周りもほかの部位と同様、基本的には筋肉の上に体脂肪が乗っています。
インナーユニット
インナーユニットとはその名の通り、〈深層筋の集合体〉です。
腹筋の最深層の腹横筋、呼吸筋として有名な横隔膜、腰痛予防にも大切になる多裂筋、産後ダイエットに欠かせない骨盤底筋群の4つによって構成されています。
このインナーユニットを強化するエクササイズを取り入れることで、姿勢がグッーと垂直方向(天井方向)に引き上がります。
そう!カラダが上方に引き上がることで、同じ体重、体脂肪でもウエストサイズダウンしやすくなるのです。
インナーユニットを協調的に働かせるエクササイズが、おなか痩せに関わる1つのポイントとなります。
体脂肪を落とす
おなか周りもほかの部位と同様に筋肉の上に体脂肪が乗るため、体脂肪を落とすことは欠かせません。同じ1kgでも、体脂肪は筋肉よりも体積があり、体脂肪が多いほうがウエストサイズが増大して太ってみえます。
体脂肪を落とすのは、基本型には消費カロリーを摂取よりも大きくすること。これは1回の筋トレ時だけでなく、1日の活動量全体を通して考えていくべきです。
そのほか、昨日のブログでご紹介しましたが、同じ摂取カロリーの食品でもGI値の低いものを選らんでいくことも大切ですね。
【おなか痩せのプログラム】
上記のポイントを踏まえて、おなか痩せのプログラムを考えていくと、まずは〈姿勢を上に引き上げること〉、そして〈体脂肪を落とすこと〉に集約されます。
では、どのようにプログラミングしていけばよいのでしょうか?
前半部分
まずは、カラダが硬い方ではストレッチ、できればプロのパーソナルトレーナーに歪みをチェックしてもらい、歪みの改善策を提案してもらうと良いでしょう。
筋肉は伸び縮みが大きくできることで、筋肉がつきやすくなります。
歪みが大きく偏りが強い状態で筋トレすると、ケガのリスクが増したり、左右差などが大きいボディシルエットとなることもあるからです。
バランスよいカラダの土台を築けたら、〈インナーユニット〉のトレーニングに移りましょう。
後半部分
インナーユニットが活性化できたら、おなか痩せには大きな運動を取り入れることが大前提となります。
大きな運動とは、デッドリフトやスクワット、ランジ、ベントオーバーロウイング、ベンチプレスなど、1つのエクササイズで数10個の筋肉をまとめて動員できる運動のことです。
特にランジは、前後左右、斜めやジャンプ、上半身も協調させて全身エクササイズにもなり、おなか痩せにオススメです。
これらの大きな運動を取り入れることで、効率的に筋肉をつけやすくなるだけでなく、1回のトレーニングセッションで高い消費カロリーを期待度できます。
↑エクササイズ参照
我々くびれ美人では、この大きな運動前にB.Bトレーニングというものを入れており、このトレーニングを入れることで、しなやかな動きが出来てきます。
本日は、おなか痩せについて書いていきました。
姿勢を上に引き上げ、摂取と消費のカロリーバランスを取ること、GI値、消費カロリーを上げるためにランジなどの大きな運動を取り入れることが大切です。
くびれ美人代表 畑紀寿