しなやかで動けるカラダに向けたトレーニング

アンチエイジングのためには、筋肉をつけて筋力を高めるだけでなく、筋肉に指令を送る脳神経系も鍛えていくことが大切になります。

筋肉をつけてもそれをパッと速く協調よく使えないと、動けるカラダとは言えませんし、柔軟性と連動性がないとしなやかにも動けません。

今日は神経系を強化できるエクササイズを3つご紹介します。

【固有受容覚】

人はバランスを常に取りながら生活しています。気付かない日常生活の歩行でさえ、バランス制御しながら生活しているのです。
バランスを取るのに、大きく3つの要素があります。
〈視覚〉〈平衡感覚〉〈固有受容感覚〉です。
視覚はその名の通り、目でバランスを取ることで、片足で目を閉じるとバランスを崩しやすいことを想像すると分かりやすいと思います。
平衡感覚は、三半規管などを使い、バランスを取る感覚受容器を指します。
最後の固有受容感覚は、主に筋肉や靭帯などの関節を構成する中の受容器が、動きや重力に対して、カラダの位置、歪みを感じる能力のことを指します。

加齢と共に、視覚優位になり、特に固有受容感覚が衰えてきます。暗闇で転倒しやすいのは、視覚優位になってきている証とも言えますね。

固有受容覚トレーニング



↑不安定なディスクに片足で立ち、このように左右を見ながらバランスを取ります。
相手がいれば、キャッチボールなどをおこなうのもオススメです。
視覚要素をほかのことに集中させ、平衡感覚と固有受容感覚を高めることを狙いとしています。

【協調性】

固有受容感覚トレーニングも大切ですが、不安定化でのカラダの協調性も高めていくことで、さらにアンチエイジングできてきます。

足部コントロール

足部機能向上トレーニングをご紹介します。
足部は関節が多く、姿勢をコントロールするためにとても大切な部分です。


↑このように上体は前後に動かず、足部をつま先立ちのように動かしていきます。足部の柔軟性と姿勢コントロールを素早くできる必要があります。

片足スクワット

通常のスクワットよりも難易度は高くなります。
エイジングしやすい股関節が初動から動く感覚を持ちましょう。


↑体幹、股関節、膝、足関節の協調性を高めつつ、ディスクの形を大きく変えないように、素早く姿勢をコントロールすることが大切です。

【最後に】

しなやかで動けるカラダ作りは、筋肉量、筋力を高めるだけでなく、固有受容感覚トレーニング、カラダを素早く協調させることが大切です。
ゆっくりの動作で、協調性が高くてもそれは動けるとは言い切れません。
滑って転ぶことが少ないようにするためには、速いカラダのコントロールが必要になります。

くびれ美人代表 畑紀寿

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