アンチエイジングのために、筋力強化トレーニングをおこなう方は多いですが、加齢による影響は筋力低下だけではありません。
〈バランス〉の要素も衰えます。
転倒は70代から急激に増えますが、お風呂で転んで骨折などは40代でも起こります。
バランス、反応の速さは、筋肉や関節を跨ぐ軟部組織に存在する感覚受容器から神経を介して小脳を始めとした脳の運動を司る部分に伝わり、そこからまた神経を介して筋肉へ立ち直り反応が起こります。
加齢に伴い、この速度が遅くなったり、感覚受容器が正常に働かなくなることにより、転倒や昔の感覚ではありえないケガが出てくるのです。
そんな神経系、バランストレーニングのためには、ダンベルやバーベルなどの高い負荷を用いるのではなく、不安定な部分を無意識に反応できるようにしないといけません。
↑このようにディスクやバランスボールを使うのもよいですね。
この上に乗りつつ、キャッチボールなどをすると、視覚要素を小さくできるため、さらに感覚受容器への刺激を活性化させることができます。
↑高齢者、運動初心者の方では、このように負荷を落としたり、片足立ちから始めてみてください。
アウトドアで、ビーチなどでもできますね。
是非、健康のために、このようなバランス系トレーニングも取り入れてほしいです。
くびれ美人代表 畑紀寿
