今日は〈太もも裏側の分離〉について書いていきます。
太もも裏側の筋肉は、ハムストリングスと呼び、内側と外側に分けられます。(内側の半腱様筋と半膜様筋、外側は大腿二頭筋と呼びます)
この太もも裏側の内側と外側は、日常生活やスポーツ動作で癒着しやすい部分なんです。
ここの癒着が進むと、太もも裏側の筋肉全体が硬くなり、腹筋と背筋が弱いと骨盤が後傾してきます。
骨盤が後傾すると、太ももが筋肉太りしやすく、ヒップの垂れ下がり、ぽっこりおなかになるリスクが高くなります。
今回はその〈太もも裏側の内側と外側の分離〉のセルフケアについて書いていきます。
↑まず、このように椅子などに片足を置いて、太もも裏側の内側と外側の筋肉の間に、指を入れていきます。
膝に近い側では、内側も外側も腱になっているのをくっきりと把握できます。
膝に近い側からゆっくりと内側と外側の腱の間に指を添えて、膝上5cmまで指を移動させます。
ゆっくりと触診すると、内側と外側の間に指をきちんと入れることができます。
膝上5cmから坐骨に近い部分までこれから分離していきます。
↑指を内外側のハムストリングス間に入れたままで、このように太ももを内外旋していきます。
5往復動かしたら、指を坐骨下まで丁寧に同じようにほぐしていきましょう。
この筋間を解放することは、先ほど説明した通り、骨盤の後傾を改善しやすくなり、プロポーションアップにつながります。
さらに、太もも裏側の肉ばなれの予防&改善、腰と股関節の痛み予防にもなります。
お風呂上がりなど、カラダが温まった状態でおこなってくださいね。
くびれ美人代表 畑紀寿