デスクワークなどカラダの前で作業をする時間が長い方は、胸椎が丸まりやすくいわゆる猫背姿勢となりやすいです。
猫背姿勢といっても腰椎や骨盤から下の崩れ方によって大きく分けて3つタイプがあるのですが、本日は日本人に1番多い胸椎は丸まり、腰と骨盤が前方へ突き出る猫背姿勢の矯正エクササイズをご紹介します。
↑まずはこのように前腕を床につけ、親指と人差し指で3角形を作ります。両足は股関節内旋(膝のお皿、つま先が内側に向きます)のポジションにセットしましょう。
さらに、恥骨でマット(床)を真下に押す感覚を持ち、左右の肩甲骨を互いに引き寄せる感覚で胸椎を伸ばす姿勢をとります。
このポジションが開始姿勢です。
この開始ポジションから、動作を始めていきます。
↑恥骨でマットを真下に押すだけでなく、今度は前腕でも真下にマットを押して肩甲骨を外側に引き出していきましょう。左右の肩甲骨が互いに遠ざかる感覚です。
肩甲骨を外側に引き出すと、胸椎が天井方向へ引き上がっていきます。
この左右の肩甲骨の内外側の動きを10回繰り返してください。
恥骨でマットを押す感覚を持つことで腹筋に力が入りやすくなるだけでなく、腰と骨盤のポジションを改善できます。
パーソナルトレーニングでは、この運動をおこなう時に顎が天井方向へ上がる方が多いため、顎をひいて目線は親指と人差し指で作った3角形を見るように意識してもらっています。
動作は比較的簡単ではありますが、恥骨、前腕、肩甲骨、胸椎、顎の位置など意識するところをしっかりと押さえて反復してくださいね。
くびれ美人代表 畑紀寿