猫背矯正はストレッチだけでは一時的

「猫背改善どうすればよいの?」「猫背対策のストレッチ教えてください」猫背に対するご質問は、意外に多いです。

猫背姿勢が続くと、胸の筋肉が縮み、左右の肩甲骨を互いに引き寄せることが難しくなります。さらに骨盤、股関節周辺の筋肉もバランスが崩れ、硬くなることがあります。
胸、肩甲骨、股関節周辺の縮んで硬くなっている筋肉をストレッチすることは、確かに胸が張れてきやすくなります。

しかし、猫背改善のためには、ストレッチは欠かせませんが、ストレッチだけでは一時的であり、またすぐに元に戻ります。

なぜなら、【重力に対抗できる猫背予防筋が弱いままだから】です。そして、ダラーっと座った姿勢では、猫背になりやすいですが、その姿勢に対抗する筋肉がついていないということも挙げられます。

猫背矯正の根本は、〈抗重力筋のインナーマッスル〉をバランスよく鍛えることがポイントになります。

【猫背とハンモック】

猫背姿勢は重力に負けてしまい、カラダを垂直方向に引き上げることができなくなり、背骨の靭帯などの軟部組織、背中の筋肉をハンモックのように使い、上体を支えてしまっています。
そのようにハンモック様に使うと、猫背姿勢でカラダがロックされやすく、バストやヒップ筋が機能しにくくなり、美しい体型から遠ざかります。
さらに、ハンモック様にカラダを支えることで、しなやかな動きが出来にくくなり、歩き方も不恰好に見えてきます。
腰痛、肩こりが出やすくなるのもハンモック様にカラダを使うデメリットと言えます。

縮んで硬くなっている筋肉をストレッチし、その後、重力に対抗できる作用がある〈インナーマッスル〉、その後に背中のアウターマッスルを鍛えていくことで、猫背姿勢から脱却できるのです。

ストレッチだけでは、第一段階で終わっているもので、重力に対抗できる筋肉は養われていないため、猫背に戻りやすいということです。

猫背矯正第一段階

第一段階は、まずはストレッチです。
上記で述べたように、猫背矯正のためには縮んで硬くなっている筋肉のストレッチが必要です。
丸まったままの姿勢では、インナーマッスルも働きにくい環境にあるのです。

https://youtu.be/mfR81KgVzvs
↑ストレッチの方法についてはこちらです。
この動画ではエクササイズも載せています。

猫背矯正第二段階

ストレッチすると、背骨が伸びやすくなり、骨盤から背骨が正しいポジションに戻りやすくなっています。
ここで、抗重力筋として作用が強い〈体幹インナーマッスル〉のトレーニングが必要です。

↑このように片足と反対側の腕を床と平行になるようにセットし、バランスを〈おなか〉で取るように、腹部に力を入れる感覚を持ちましょう。
この姿勢が30秒、両側で余裕があれば、上げた手足を左右に動かしてみてください。
腰が反らないようき、おなかに力を入れておくことが大切です。


↑つま先を上げると難易度アップします。
インナーマッスル強化もウエイトトレーニングと同様、段階的に強度を上げていくことで、強い体幹ができてきます。

猫背矯正第三段階

ラストは、いよいよ猫背の局所、〈胸椎〉にアプローチします。
第三段階のトレーニングは、背中のアウターマッスルを〈縮めて使える〉ことがポイントになります。
背中の筋肉をハンモックのように使う猫背姿勢では、背中の筋肉が適切に縮まりにくくなっているため、しっかりと縮めて使うエクササイズが必要です。

https://youtu.be/2lUln-WnFiA

↑詳しくはこちらをご覧ください。

本日は、根本的に猫背矯正にはストレッチだけでは足りない理由、そして対応策をご紹介しました。
ご参考になれたら、嬉しいです。

くびれ美人代表 畑紀寿

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