筋トレ直前にやってはいけないことの1つに、私は〈静的ストレッチをやらない〉ことをオススメします。
ストレッチの種類には、主に〈静的ストレッチ〉と〈動的ストレッチ〉に分けられます。
筋トレ直前にオススメしない静的ストレッチとは、その名の通り、ストレッチ姿勢で動かずにキープして筋肉を伸ばす方法のことです。
↑例えば、この姿勢で30秒キープして背中、わき腹を伸ばすなどのことですね。
この静的ストレッチを筋トレ前におこなってしまうと、筋肉の出力が小さくなるとデータが研究で出ています。
パーソナルトレーニングだけでなく、私自身のセルフトレーニングにおいても、それは実感しますね。
例えば、ベンチプレス直前に胸の筋肉をずっーと同じ姿勢で伸ばしいると、扱える重量が若干低くなります。グッと力が入りにくくなる感覚があります。
では、筋トレ前にストレッチは何がよいのか?筋トレ前のストレッチの意味は、ケガのリスクを減らすこと、そして筋トレ時に最高のパフォーマンスを出す準備です。
そのためには、〈動的ストレッチ〉のダイナミックストレッチがオススメです。
アキレス腱をグッグッと伸ばすような、反動を使ったストレッチではなく、ラジオ体操のようにゆっくりと少しずつ可動域を上げるストレッチがオススメです。
ダイナミックストレッチ時に、呼吸と連動させるとさらに効果的になります。
↑例えば、胸の筋トレ前には、このように胸を開き、腕を後ろに持っていく動きをゆっくり動かしながらおこないましょう。
よつばい姿勢でもokです。
スポーツなど速い動きをおこなう場合の前は、ムーブメントプレパレーションという固有感覚も養える動的ストレッチがよいですよ。
またこれについては書いていきますね。
要約すると、筋トレ直前には、静的ストレッチではなくダイナミックストレッチを取り入れてください。
くびれ美人代表 畑紀寿