美背中を作るためには、単に背中の筋肉を使えばよいというのではなく、【肩甲骨をどの方向へ動かす意識を持つのか】ということが大切です。
例えば、猫背姿勢では、肩甲骨は外上方向に引き出されているため、トレーニング時には、肩甲骨を逆方向の〈斜め下方向へ引き寄せる〉感覚を持つことで、背骨と肩甲骨の溝ができた美背中ラインを作ることができます。
↑例えば、手を上げて壁についた左手(上写真)を、このように壁から浮かせること(下写真)で、背中の筋肉を働かせることができます。
↑青色の肩甲骨を、黄色の方向に動かす意識を持ちながら、壁から手を離すことで、背中真ん中の筋肉(僧帽筋下部繊維と呼びます)を優位に働かせることができてきます。
猫背気味の方では、この方向に肩甲骨を動かす意識を持つことが大切になるのです。
↑よくある不良例としては、このように肩から首がすくみ、肩甲骨が上側に引き上がってしまうケースがあります。
これでは首周りの筋肉が過剰に働き、猫背姿勢を改善できず、美背中からは遠ざかってしまいます。
美背中、猫背気味の方では、【肩甲骨を斜め下方向に動かす】意識を持ちながら、エクササイズに取り組んでください。
くびれ美人代表 畑紀寿
