股関節の安定性とは

今日は股関節の安定性について書いていきます。
股関節は太ももの骨である大腿骨頭が骨盤の受け皿に包まれる球関節です。


↑よつばい動物から進化した二足歩行の人間は、上記のような個人差はあるものの、前捻角などの形状によって接触面積が狭くなり、前方に弛く痛めやすい構造となっています。

この痛めやすい構造の安定性向上、関節を守るために発達しているものが、靭帯(腸骨大腿靭帯、恥骨大腿靭帯、坐骨大腿靭帯)と関節近くに位置するインナーマッスルなんです。


↑股関節の前方から関節を安定させるこの大腰筋は、上半身と下半身をつなぐインナーマッスルです。
前方に不安定な股関節を後ろ側に誘導する作用があります。関節の副運動的には、後方滑りを促す筋肉です。


↑股関節を横方向から安定させるこの小殿筋と中殿筋は、内ももの筋肉とのバランスをとって、股関節が上側に滑って不安定になるのを防いでくれます。


↑股関節を後から安定させる外旋6筋は、上・下双子筋、梨状筋、大腿方形筋、内・外閉鎖筋の6つで構成されています。
この外旋6筋は、筋肉が硬くなると股関節の前への滑りを助長さへるため、柔らかくしておくことも大切です。

股関節の構造的に、この3方向からのインナーマッスルをバランスよく鍛えていくことで、股関節の安定性を高めることができます。

特に女性では、前捻角が男性と比較して大きいため、変形性股関節症になりやすい構造となっています。

定期的にインナーマッスルを刺激してあげてくださいね。

くびれ美人代表 畑紀寿

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