股関節の詰まりチェックとセルフ改善策

今日は股関節の詰まりチェックとセルフでできる改善方法について書いていきます。
そもそも股関節の詰まりとは、大腿骨頭の動きが骨盤の受け皿に対してきちんと適合せずにズレている状態で、片側に感じるケースが多いです。
この股関節の詰まりは、ボディメイク的にはヒップアップや足痩せに関係し、腰痛、股関節痛に密接に関わります。

詰まりを完璧とはいかないまでも、左右差が少ない状態に持っていくセルフストレッチをご紹介します。

【詰まりチェック】

まずは股関節の詰まりチェックをセルフでしていきます。
もし詰まりがない場合、左右差を比較してください。

外チェック


↑仰向けに寝て、このように片側足を抱えて外側に引き付けていきます。反対側の膝が曲がらないように気をつけてください。
抱えた側の股関節前面に詰まり感がないかをチェックしてみましょう。
反対側も同じように抱えて、可動域左右差も合わせて確認しておきます。

真ん中チェック


↑先ほどと同じような姿勢ですが、今度は抱えた足を真っ直ぐに引き付けていきます。もちろん、こちらも反対側の膝を伸ばしたままでチェックしてください。
股関節前面に詰まりがあるかをチェックしましょう。外側は詰まりがないけど真っ直ぐ引き付けると詰まりを感じたり、逆の場合もあります。
反対側も同様におこない、左右差も合わせて確認しておきましょう。

内チェック


↑最後はこのように、抱えた足を内側に引き付けていき、股関節前面に詰まりがあるかを確認してください。
私の経験では、この内側に引き付けた場合に詰まりがある方が多いです。
外側、真ん中、内側全てに詰まりを感じる方は、股関節本来の正しい骨運動ができていないため、セルフではなくパーソナルトレーナーや理学療法士などの専門家の指導をオススメします。

【改善ストレッチ】

先ほどの詰まりチェックをおこなったら、改善に移行していきます。
今回は、1番多い内側の詰まりを例にあげますね。

大腿外旋位よつばい後方移動

先ほどのチェックで内側に詰まりがある場合、太ももを外旋位にしてよつばいになります。(逆に外側引き上げた時に詰まりがあり、内側に引き付けた時に詰まりがない場合は、逆の太もも内旋位にします)


↑太ももを外旋位でよつばいになり、このように骨盤と背骨を伸ばしたままで、後方へ移動していきます。
股関節の詰まりがないところまで、ゆっくりと後方へ移動し、ヒップ、腰、背中、わき腹の筋肉が伸びていく感覚を得てください。
この反復動作を10回繰り返しましょう。

大腿中間位よつばい後方移動

太ももを外旋位で詰まりがなく、後方へ移動できれば、少しずつ太ももを真っ直ぐ、内側にセットして同じようにおこなっていきましょう。

↑太ももを真っ直ぐ、中間位にして先ほどと同じように、骨盤と背骨を伸ばしたままで後方へ移動していきます。
股関節前面の詰まりがないところまで移動する動作を10回反復していきましょう。

【再度チェック】

上記の改善エクササイズ後、また始めにおこなった片足を抱える詰まりチェックをしてみましょう。
改善エクササイズは、内側に詰まりがある場合と外側に詰まりがある場合では、よつばいでの太もも回旋ポジションが逆からスタートになります。
どのポジションでも詰まりがある場合、ほっておくと変形性股関節症になるリスクが高くなるため、専門家の指示を仰いでください。

くびれ美人代表 畑紀寿

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