エイジングに伴い、〈おなかが出る〉〈お尻が垂れる〉そし…〈胸が垂れる〉が出てきます。
アンチエイジングの1つとして、胸上部を鍛えてバストを引き上げるというものがあり、胸上部の代表的筋トレとしてはダンベルインクラインでしょう。
本日はそのダンベルインクラインの上体傾斜角度について解説していきたいと思います。
教科書的なダンベルインクラインでは、〈上体傾斜角度が垂直に近づくに従い胸上部になり、垂直になると肩メインになる〉ということです。具体的な、大胸筋上部の活動の詳細に対しては参考書などでは書いていません。
アメリカの研究データで、興味深い研究があります。
それは、〈上体傾斜角度約45°付近で大胸筋上部のピーク活動が起こる〉ため、上部活動を促したいならば〈上体傾斜角度を30~50°の間でおこなうことが効果的〉というデータでした。
50°を超えると格段に大胸筋上部だけでなく、胸全体の筋活動が低くなるとのことで、「なるほどなぁ~やっぱりか!」と思いました。
もちろん私もこの種目は週1回ペースでおこなっていますが、角度を垂直に近い60°付近でおこなうと筋肉痛があまりなかったんです。
30°と45°ではそんなに大幅な筋活動の差がなく、50°を超えると一気に下がっていたため、〈45°よりも少し水平に近い角度が大胸筋上部を強く促せる〉と覚えておくとよいかもしれません。
くびれ美人代表 畑紀寿