腰をいい意味で硬くし、柔軟性バランスを改善する

SNSなどの動画や写真を視ていると、スクワットやランジなどのたくさんの筋肉を動員する大きな筋トレだけでなく、よつばいやプランクなどの腹筋強化を目的としたエクササイズでさえも、腰が〈クっと抜ける〉、〈反る〉現象が起こり、エクササイズ効果が出ないだけでなく、腰痛になりやすい状態を作ってしまっていることが見受けられます。

この腰が抜ける、反るという現象は、そのトレーニングの強度に対して、体幹下部のインナーマッスルが弱いことや相対的柔軟性が主な要因として上げられ、腰の骨である腰椎が悪い意味で柔らかく不安定になっています。

ヒトのカラダは、【相対的柔軟性】の概念が大切で、例えば腰に対して胸椎が硬かったり、股関節が硬いと、エクササイズ時に股関節を動かすトレーニングをしても、硬い股関節ではなく、相対的に柔らかい腰椎で動作を遂行してしまうことがあります。

トレーニング中に腰が反ったり、腰に違和感がある場合には、腰椎を安定できていないことが多いということです。

そのような場合、良い意味で【腰を硬くする】すなわち筋肉で安定させること、そして相対的柔軟性バランスを改善することが、ダイエットやボディメイクトレーニングにおいて、とても大切になってきます。

例えば、プランクエクササイズで、フォームを正しいポジションに持っていこうとしても、腰が床方向へ下がってしまい、おなかではなく、腰に効いてしまう場合、このプランクの前に仰向けでのドローイングやブレーシングなどの腹筋インナーマッスルトレーニングをおこなうことで、腰椎を硬く安定化しやすくなります。

うつぶせでの足を上方向に引き上げる動作時に腰に効いてしまう場当たりは、仰向けでのドローインやブレーシングだけでなく、股関節前方のストレッチをおこなうことで、〈腰と股関節の相対的柔軟性〉が改善しやすく、きちんとヒップに力が入りやすくなります。

エクササイズ時のフォームを正しくセッティングできない場合は、このように〈腰をいい意味で硬くできる〉トレーニングとほかの関節との〈相対的柔軟性バランス〉を整えることを意識してみてください。

くびれ美人代表 畑紀寿

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