今日は、ドローインができない方にオススメのできるようになる方法について書いていきたいと思います。
まずドローインとは、簡単に言うと〈ウエストを細くする〉ことです。〈おなかを引っ込める〉としても有名ですが、〈おなかを引っ込める〉ことばかりを意識し過ぎて、間違った方法をおこなっている方もいるため、〈ウエストを細くする〉と覚えておきましょう。
解剖学的に、おなかの最深層の筋肉の〈腹横筋〉という筋肉は、コルセットや着物の帯のように走っていて、この筋肉が縮みながら働くと、コルセットをギュッと締めるように働きます。
コルセットや帯をギュッと締めると、重心が引き上がり…ウエストが細くなります。そう!ドローインは、ウエストを細くする作用があるということですね。
ドローインを適切にできるようにするためには、おなかの最深層のインナーマッスルである〈腹横筋〉が縮みながら働くことが、欠かせない要素となります。
ドローインの効果は、ウエストを細したり、姿勢改善効果があるだけでなく、腰痛予防改善効果、さらには呼吸と組み合わせることで自律神経を整える効果もあるんです。
では!本題の、初心者の方でもできるオススメの方法をお伝えします。
↑仰向けは、重力の影響を受けにくく、ドローインを正確におこないやすい姿勢となります。
まずは、この写真のように、両手をおなかに触れて、鼻で息を吸いながら、〈腹部全体〉を膨らませていきます。
↑この時、よくある間違いがこちら!この写真のように、腰と床との空間が広くなるように腰が反り、おなかを膨らませるケースが多いですが、これはNGです。(見えやすいように、手を横に広げています)
↑正しい膨らませ方は、こちらです!お臍周りだけでなく、わき腹、腰も全て膨らませます。均等に腹部全体を呼吸に合わせて、膨らませることがポイントです。
↑360°膨らませたら、今度は息を細く長く吐きながら、このようにウエスト全体を細~くしていきます。
「これ以上細くならない!」というところまで細くしたら、その細くなった所で、鼻呼吸を10回繰り返してください。
この〈ウエストを細くした〉ところで、呼吸を繰り返すことが、ドローインとなります。
↑補足です。このように、両足をソファーやバランスボールに上げておくと、腹部内容物を上に引き上げることができ、ドローインをしやすくなります。
ドローインによって得られることを確認して、ドローインを正確におこなってみてくださいね。
くびれ美人代表 畑紀寿