ラットプルダウンは前がいいの?後ろがいいの?

「ラットプルダウンは前と後ろ、どっちに引いたらいいの?」「前と後ろに引いていくのは、どう違うの?」と思われていませんか?
たまにご質問を受けるこの内容に、本日はここでも書いていきたいと思います。

「初心者の方は、後ろにバーを引いたほうがいい」という声を聞いたことがありますが、私は初心者の方でも前に引いていくことも多々あります。それはなぜか?

答えは、【効いてくる部位が異なるから】です。

前に引く方法、バーを後ろに引く時も両方背中の筋肉を確かに使います。
でも背中って広いですよね?初心者の方でもせめて、背中の上部か下部かをある程度絞ってトレーニングしてほしいと思っています。そのようにおこなうことで、バランスがよいシルエットができてくるんですよね。
背中をなんとなくやっていると…肩甲骨の内側や下部は筋肉がついていなくて、首に近い背中上部の筋肉が過剰に発達しているなんてことも出てきます。


↑バーをこのようにカラダの前に持ってくるように引いていく場合、カラダの傾斜角度で効いてくる部位が異なります。(グリップ幅は肩幅の約1.5倍を目安にセッティングします)

この写真のようにカラダの傾斜を作らない場合では、肩甲骨の外側と下側に位置する広背筋という部分をメインに使います。


↑上体をこのように後ろ側に倒すと、背中でもやや上側と外側が効いてきます。大円筋、菱形筋という筋肉をメインターゲットにすることができます。


↑バーをこのように後ろに引いていくと、背中でも上側をメインに働かせることになります。先ほどの大円筋、菱形筋だけでなく、僧帽筋上部、肩甲挙筋なども働きます。

畑個人的には、背中の上部は後ろに引いていく方法、真ん中は前に引いてカラダを倒す、下部はカラダをあまり倒さずに前に引いていくという意識で、背中でメインに効かせる部位を分けてトレーニングしています。

ご参考になれれば嬉しいです。

くびれ美人代表 畑紀寿

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