上半身重心と足痩せ

人間の重心は、丹田と呼ばれる部分、おおよそお臍の少し下付近にあります。この位置は、身体重心とも呼ばれています。
さらに、少し細かくなりますが、その身体重心を間に挟み、上半身重心と下半身重心というものがあります。


今日は、その上半身と足痩せについて書いていきたいと思います。
上の写真のように、上半身の重心は、胸椎の7番~9番付近に位置しています。(黄色が上半身重心、緑色が下半身重心、青色が身体重心です)
上半身重心は必ずカラダの中にあり、この上半身重心の位置によって、身体重心の位置が影響を強く受けます。


↑例えば、実際におこなうと分かりやすいですが、上半身重心が後ろに傾くと、下半身重心がバランスをとるように補正しても、身体重心も後ろに傾きやすくなります。(青色から垂線を引くと、足裏の後ろに足圧中心が傾きます)

猫背姿勢はこの姿勢に近くなりやすいですが、このような姿勢では、太もも前面の筋肉が身体を支えるように働き、太ももの筋肉太りが起こりやすくなります。


↑上半身重心が右側に傾くと、身体重心も右側に傾きやすくなります。
このような姿勢では、右側内もも、左足太もも外側の筋肉の過緊張が起こりやすくなります。

要約すると、足痩せのためには、下半身に着目して足のトレーニングではうまくいかないことが多く、上半身重心を本来あるべき位置に持っていき、下半身にかかる力変えていくことで、足痩せの土台ができてきます。

くびれ美人代表 畑紀寿

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