太りやすい、太りにくいかは、人が産まれる前段階の受精卵の状態で決まるとされています。
受精卵が細胞分裂し始める段階を【胚葉】といい、胚葉は主に3つに分けられます。
体表面の皮膚になる【外胚葉】、筋肉と骨になる【中胚葉】、内臓になる【内胚葉】の3つに分けられ、遺伝子が大きく関与して、どの胚葉が成長するかで、太りやすさが変わってきます。
それぞれの胚葉型を詳しくは説明するのは、レッスンコラムでさせていただくとして、今日はこの3つの中で1番太りやすい【内胚葉型】の方の特徴と、筋肉をつけるための食事、筋トレ方法について書いていきます。
【内胚葉型】の方の特徴としては、小さい頃(小学生高学年まで)ずんぐりして丸みを帯びたぽっちゃり体型で、食べたらすぐ太ってしまうという感覚がある方、丸顔で首が短いなどが挙げられます。
そのような内胚葉型の方では、食べたものの消化吸収速度がほかの胚葉型の方以上に早いため、GI値の低いものなど消化が遅い糖質を摂取する、水溶性の食物繊維(オートミールなど)を摂取する、糖質を少なくしてたんぱく質を増やすといったコントロールが必要です。
そして、内胚葉型の方で筋肉をつけたい場合、基本的に筋トレを週3~6回とるように意識するとよいです。もしくは、ほかの胚葉型の方よりも、トレーニング時間を長くするというのもよいです。
内胚葉型の方は、日常で動く量が少ないケースが多いので、活動量を増やすこともダイエットにおいては、大切になってきます。
内胚葉型の方では、太りやすい体質ではありますが、食事と筋トレの仕方を変えることで、筋肉がきちんとつき、体脂肪を効率的に落とすことができます。
くびれ美人代表 畑紀寿