「筋トレは糖質を主に使うんですよね?筋トレでは体脂肪は燃えないの?」というご質問がありましたので、今日はその回答をしていきます。
その方の質問は、「筋トレだけでは、体脂肪は燃えないのか?体脂肪を燃やすには有酸素運動を必ずしなければいけないのか?」という意味でした。そして、その有酸素運動とは、筋トレを軽い負荷にして休みなく続けるようなサーキット筋トレではなく、ウォーキングやジョギング、エアロバイク、エアロビクスなどを指していました。
結論から申しますと、〈筋トレだけでも体脂肪は落とせます〉〈体脂肪を燃やすためには、そのような有酸素運動が必ず必要ということはありません〉ということです。
健康のためには、サーキット筋トレを含めた有酸素運動は必要ですが、基本的にダイエットは筋トレのみでも可能で、畑のダイエットご希望のお客様は、筋トレのみで体脂肪を落としている方は多いんですよ。(もちろん健康のためには有酸素運動もオススメしています)
まず始めに、人間は日常生活レベルの活動でも体脂肪をエネルギーとして使っているのです。糖質、脂質を1:1の割合で使っているとの文献報告もあります。
体脂肪は20分以上の長さの有酸素運動でないと燃えないわけではないということですね。
筋トレは基本的には糖質優位になりますが、エネルギー消費が大きいんです。これは筋トレ時だけでなく、筋トレ後24~48時間の間では、使った筋肉、カラダを回復させるために消費エネルギーが通常よりも高くなります。
基本的に、体脂肪を落とすためには、摂取エネルギーよりも消費エネルギーを高く多くすることが、大前提ですので、これだけでも体脂肪を削ぎ落とすことができているということです。
さらに、筋トレをしてたんぱく質やビタミンを摂取すると、筋肉量が増えやすく、代謝が上がります。
代謝が上がるとさらに、消費エネルギーが高くなります。
同じ日常生活をしていても、糖質:脂質割合が1:1の消費量が大きくなるということですね。
そう!体脂肪を落とすことに関していえば、有酸素運動ゼロでもできるということ。有名なボディビルダーのシュワルツェネッガーは、100m先に行くのにも有酸素運動による筋肉異化を避けようとタクシーを使っていたというのは、知る人ぞ知る話となっています。
私の知り合いのフィジーカーも、減量時にも一切有酸素トレーニングをしないと言っていました。
有酸素運動ゼロが健康的に見てどうかはさておき、体脂肪減少のためだけであれば、筋トレのみで可能であり、筋トレはヒップボリュームを作ったり、見た目のシルエットを作る大きなボディメイクメリットにもなるということです。
くびれ美人代表 畑紀寿