「筋肉痛が2日後にくるようになった…年齢のせい?」と、思われたことはないですか?
この理由として、疲労物質、ブラジキニンなどの発痛物質が関わります。
筋トレなどで筋肉を激しく使うと、筋肉に対してキニン類などを始めとした発痛物質が集まってきます。
この集まる速度が、加齢に伴い落ちてくるために、筋肉痛が遅くきてしまう主な理由なんですね。
では、「この発痛物質を速く集めるのは不可能なのか?」ですが、ある程度向上させることは可能です。
トレーニング後など筋肉を使った後に、静的ストレッチを入れたり、マッサージを施すことで速くブラジキニンなどの物質を集めることができます。
そして、筋肉を普段から使っている方では、同じ年齢で筋肉をあまり動かしていない方よりも速く、発痛物質や疲労物質を集めることができるため、日常の運動量、トレーニング量も関わってくるということになりますね。
ただ、いくらストレッチしたり、トレーニングを日常からおこなっていたとしても、やはり加齢の影響はあります。
二十歳の頃と同じ頻度で、還暦を迎えてもできるということはなく、回復はやはり遅れるため、カラダの状態を確認しながらトレーニングを続けていくことが必要となります。
要約すると、筋肉痛の遅延は、年齢の影響が確かにあるものの、速くするためのアプローチはあるということです。
加齢に従ってメンテナンス、そして運動を習慣化させることが大切になってきますよ。
くびれ美人代表 畑紀寿