ダイエット、ボディメイクのためにご来店始められたお客様に、カウンセリングをしていると、「朝起きた時だけ腰が痛い」「座って立つときに少し腰に違和感がある」などといった、「病院に行くまではないけど、腰に不安がある」方がとても多いんです。
そのような慢性腰痛になりやすい方では、【胸郭の硬さ】が共通して存在しています。
【胸郭】とは、背骨の胸椎、バストの位置にある胸骨、そして心臓や肺を守るように包んでいる肋骨を総称したものです。
この胸郭は前後左右上下に拡張収縮するものなのですが、腰に不安がある方では、その動きが出にくくなり、腰に負担がかかってしまい、腰痛が起こりやすくなっています。
例えば、座っていて、右斜め前のものを手を伸ばして取ろうとする動作の場合、胸郭が硬いために捻れず、腰で捻ってしまい腰に負担をかけてしまっているなどがあります。
本来、胸郭で捻り、肩甲骨を外側へ引き出す動きを使いながら、斜め前のものを取りたいのですが、腰の骨である【腰椎】を回旋してしまうということです。
こんな小さい動きでも、反復すると負担が大きくなり、腰痛のリスクが増すんです。
運動時などでは、↑このように胸椎を伸ばして腕を引き上げて背中と二の腕をシェイプアップしたいのですが、腰痛のある方では胸椎は伸びずに腰を反って上げようとします。
このような方では、単にトレーニングするのではなく、前後に胸郭のストレッチを入れることで、わき腹や背中がシェイプアップするだけでなく、腰の不調もなくなります。
皆様、【胸郭】のチェックをして、腰痛の起こらないカラダにしましょう。
くびれ美人代表 畑紀寿